ファンジニは,佳境にはいっていく。
ファンジニは幼いころに自ら選んだ妓生(キーセン)への道をウノのために捨てる覚悟をする。両班(ヤンバン)と身分の低い妓生(キーセン)との結婚は法で禁じられている。ウノは両班としての将来をすべて失っても,ファンジニを得ようとする。この話の美しさは,きわめて脆いふたりの関係が,ここで大変強い覚悟に守られるということだ。ファンジニ公式写真集におまけで付いていたDVDには,この物語の先がいくつか暗示されていた。そこには,あまりハーピーエンドは感じられない。ファンジニも,ウノも,大変な苦境に陥るのだろう。しかし,潔く倒れていくものに物語の美があるのだと。ファンジニは,佳境にはいっていく。
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