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小国がつぶされそうになったらぜひ守って欲しい!

ファンジニの,原作本を手にしている。この表紙には,映画版の美しいファンジニがある。こちらの映画は,一時新宿の「シネマスクエアとうきゅう」でやっていたらしい。既に見逃してしまった。この原作本は,登場人物を少しのぞいてみたら,構成がかなりちがう。NHKのテレビ版には,ない人物が存在している。一番大きなものは,ファンジニには,父も兄もいたということだ。ところで,両班の庶子であった,娘に,周囲で夢中になり,恋焦がれ死んでしまった少年がいたらしい。その少年の葬儀の輿が,彼女の家の前で止まってしまい,婚姻前のチョゴリを脱いで渡してやっと棺が動きだしたという伝説はあったらしい。ファンジニの第10話は,見事に開花したキーセンが描かれていた。明からの大使が,無理難題を言っている。これに対し,小国である李氏朝鮮は風前の灯であろう。小国の文化を狙い,まずつぶしてしまおうとする。政略家というものは,このような手段をよく使うらしい。もうひとつのファンジニを読むことは,ストーリが混乱するかもしれない。しかし,文章になったもので,ファンジニの世界を感じてみたいという気はする。大使が手渡した,チマの詩は燃えてしまったが,もはや私の心の中にある。あなたは,儀式的に誠実を示すのではなくて,心を残していってくれ。自分たちは,詩をとおして友なのだから,小国がつぶされそうになったらぜひ守って欲しい,といった趣旨なのではなかろうか。

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