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妓生(キーセン)の絶望と,やりきれなさ(ファンジニ)

ウノは,ファンジニに会えず門の外から,せめて手を握りたかったと告げる。手を握ることによって,自分たちの愛は深まり,苦難を克服できるかもしれない,と言う。ウノは,その意思を貫くことを宣言すればするほど,周囲から浮いていく。教坊のヘンスは,一時の夢を見ているだけなのだと,思っている。ほかにも,多くのひとたちが,ファンジニの恋のゆくえに関心を寄せる。ウノの嘆願書は,まず父親に提出しなくてはならない。そのあと,国王に願い出て,「法」を変えてもらうだけ。ファンジニは,チェオクの剣とか,太王四神記とかとはちがって,美の競演になっている。運命に翻弄されるところは,ほかの作品と少しもちがわない。他の作品が少し,格闘シーンが多いのに比べて,妓生(キーセン)の艶かしいところが目立つ。そして,回が進むと,ファンジニの悲劇の予兆のように,いくつかの妓生(キーセン)の絶望と,やりきれなさが展開する。どうやらウノは,母親の気持ちにどうしても逆らえず,ファンジニと結ばれる機会を失するらしい。深く傷ついたファンジニは,詩人でもあり美貌ゆえに,伝説ともなる妓生(キーセン)として生きていくことになる。

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