口三味線がどうにもとまらない24
声帯とは,繊維性の高い粘膜である。それが,開いたり,閉じたりする。肺からの呼気が,声を作る。口腔の中の音を形成する「構音機構=調音機構」,唇・舌・口蓋・歯・頬などで,ことばの響きができる。人それぞれに,固有口腔を持つ。声楽家は,訓練により,これを大きくする。構音機構は,筋肉なので,使えば鍛えられ,使わなければ衰える。
とりわけ,腹式呼吸が大事。横隔膜を振動させて,呼吸することによって,深く大きな音,豊かで明瞭な響きが生れる。大人になって完成された響きある声は,発生器官が未熟だと,アウト。人前で歌うということは,とても良いこと。内臓・筋肉・神経を使って歌う。歌い終えて,達成感を得,心地よい疲労感,さらには,なんとえぬ爽快感が,ベスト(歌うことで,老化防止にも,当然なる)。筋肉を使い,ほどよい緊張感を,継続していくような活動を継続することで,機能全体の衰退を減速できる。
ところで,子どものときに,インプットされる脳神経は,記憶される装置そのものが,しなやかであったため,年齢を経ても,容易に蘇る。しかし,ひとは,ガタが来た装置=神経に,なにを刻んでも,記憶として残っていくことはない。ほどなく消えて,あとかたもなくなってしまうだろう(頭の中の消しゴム?ですね)。
参考文献:唱歌童謡の力(佐野靖)から,対談*歌うことは,生きる力をはぐくむ(堀準一)
1776年7月4日&1789年7月14日についてfujitan-0705
アメリカ独立戦争(英: American War of Independence)。イギリス本国とアメリカ東部沿岸のイギリス領の13の植民地との戦争である。1767年にイギリス本国議会が,タウンゼンド諸法によって新たな植民地課税に乗り出す。1773年,船の茶を暴徒が港に投棄するというボストン茶会事件が起こる。1776年7月4日,大陸会議はアメリカ独立宣言を採択した。1851年にドイツ系アメリカ人画家エマヌエル・ロイツェが描いた有名な油彩画が,トロポリタン美術館にいくとあって見ることができる。題材は,アメリカ独立戦争中の1776年12月25日に,ジョージ・ワシントンが大陸軍を率いてデラウェア川を渡ったことを記念するものである。
「巴里祭」(ぱりさいQuatorze Juillet)は,1933年に製作・公開されたフランスの映画である。ルネ・クレールが自らの脚本によって監督する。日本では,本作の影響で7月14日のフランスの国民の休日(バスティーユの日)を「パリ祭」とも呼ぶ。フランス革命(Revolution francaise)は,フランスで起きた市民革命。1789年7月14日のバスティーユ襲撃に始まり,ナポレオン・ボナパルトにより終了。1789年7月14日,バスティーユにあった牢獄襲撃事件を契機に,フランス全国に飛び火し,暴動を起こした農民達が貴族や領主の館を襲って借金の証文を焼き捨てるという事件が起きる。第三身分による国民議会(憲法制定国民議会)が発足し,革命の進展とともに王政と封建制度は崩壊する。大革命にルイ16世はパリの革命広場(コンコルド広場)でギロチンによって処刑された。マリー・アントワネットも処刑されている。エミグレ(Emigre)。フランス革命期に外国に亡命した貴族。 大革命によって貴族は,イギリスに比べて著しくその地位を失ったと思われる。革命前の栄華こそ戻ることは無かったものの,19世紀中頃以後,地主や資本家への転進を図り,今日でもフランス各界においてその子孫達は活躍している。
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